風テラスに相談しよう!#16 開業は怖くない!スマホ申告も怖くない!

こんにちは、風テラス相談室です。

私たちは、風俗で働いている方を対象にした無料の法律・生活相談窓口を運営しているのですが、年始の時期、グッと増えるのが「確定申告」のご相談です。

「何年も働いているけど、一度も申告をしたことがない」

「お店の人はしなくていいよ~、と言っているんだけど…」

「税金が高そうで申告するのが怖い」

などなど、たくさんの声が寄せられています。

また、2023年10月からインボイス制度が始まり、「確定申告+インボイスの登録をしていないと報酬が減らされる?」という噂もあって確定申告の必要性が高まっていますよね。

そこで今回は、確定申告歴4年目の「風テラススタッフの私」が開業した当時のことを振り返りつつ、こんな私でも開業~申告できた!ということをまとめてみました。「とにかく申告していないことが不安」という方も、この記事を読んでぜひ開業と申告にチャレンジしてみてください!

開業届を出す!

実は私、自称ハンドメイド作家として、服を作って販売していました(今も細々とは続けています)。ただ売り上げがあまりにも少なく、最初の2年間は年間10万円前後の収入だったため、家族の扶養の中で過ごしていました。

しかし3年前、作業部屋を作ってミシンを新調することを機に、「開業」すると決意。

最寄りの税務署におもむき、開業届を出すことにしました。当時の開業届の控えが手元にあるので、一部抜粋します。

職業
「衣類雑貨製造販売」

事業の概要欄
「子供服・ベビー服雑貨の製造販売、婦人服リフォームなど」

何がしたいのか分からない全部のせワード。死ぬほど恥ずかしいです。

ただ、税務署の窓口の人は特にたずねることもなく、記入漏れがないか確認すると、受領印を押して控えを渡してくれました。

終わり。

よく考えれば開業届を出す人って「個人事業主=変わった人」ですから、窓口の人は、毎日、わけのわからない事業をおこそうとする人を山のようにさばくのが仕事。私の職業がどうこうよりも、ちゃんと申告して税金さえ払ってくれればいいわけです。

ということで開業届は簡単に出せました!

風俗のお仕事はなんて書く?

風俗のお仕事は、業務委託契約の個人事業主なので、自分で確定申告する必要があります。

開業届に記載する場合、「接客業」「出張サービス業」「施術サービス業」といった表記もよさそうです。

たまに「開業届を出すときに詮索されたくない」といったご相談があるのですが、整体師や占い、ベビーマッサージ、アロマセラピストなども同じ表記ができるお仕事なので、むしろ「風俗」だと特定するのは難しいのではないでしょうか。

万が一、何かをたずねられたら、「夜職です」と答えて、それ以上質問させないというのもアリですね!

青色申告?白色申告?

開業届は、国税庁のHPでもテンプレートが公開されているので、記入項目を事前に把握することができます。

中でも大切なのが、

「青色申告承認申請書」又は「青色申告の取りやめ届出書」の提出の有無の欄。

開業と同時に、いきなり申告の話?と身構えるかもしれませんが、そもそも開業届は申告のための手続きなので、「開業届と確定申告の種類を決めるのはセット」と考えてください。

「申告どうしようかな~」と長く悩んでいる人は、開業届を出すことで自分の退路を断ち、確定申告まで一気に駆け抜けるプレッシャーにもできます。(私がまさにそうでした)

ちなみに私は、開業届と同じタイミングで「青色申告承認申請書」を出しました。

なぜかというと、引っ越し代やミシンの買い替え費用など開業に伴う経費が大きく、大幅な赤字が予想できていたので、赤字を最大3年間繰り越すことができる「青色申告」のメリットを活用したかったからです。

白色申告だと赤字(損失)を次の年に繰り越すことはできません。1年ごとに赤字がリセットされてしまうのは結構つらいですよね。夜職だと美容代・衣装代などもかさむため、年の途中からお仕事を始めた場合などは初期投資で収支が赤字になることもあるので、状況に合わせて申告の方法を考えましょう。

スマホで申告に挑戦!

今回、このコラムを書くにあたってチャレンジしてみたことがあります。スマホで「白色申告」です。

なぜ「青色」ではなく「白色」かというと、白色申告は開業届がいらないので、確定申告をしたことがない人もすぐに取りかかれそうと思ったからです。

ぽちぽち。アラフォーがスマホを操作すること約2時間。

感想「かなり、わかりやすい」!!

これまでパソコンで入力していた確定申告では、たくさんの記入項目がある申請書を一気に埋めないといけなかったのですが、スマホ申告は、ひとつひとつの項目が見やすく分割されていて、間違いがあれば「ここがエラーですよ~」とそのつど指摘してくれるので、安心して入力作業を進めていくことができます。

途中で所得税も算出されるので、支払うべき税金への「心構え」もできます。

そして入力が終わると、一枚の立派な確定申告書・決算書などのデータが自動で生成されます。この瞬間はまさに感動、デジタル革命万歳!

※年収120万円-経費約20万円=営業所得約100万円の想定で入力
※2023年1月現在※所得税とは別に住民税も発生します。

やっぱり確定申告は不安と感じたら…

ただ、一連の流れの中で住所・氏名・マイナンバー・取引先情報などを入力してしまったので、ふと不安になりました。「これって税務署にバレてる?」

というのも、私個人は青色申告をするので、このスマホ画面では申告はしません。税務署におそるおそる電話したところ、親切に答えてくれたのでここでシェアしますね。

税務署からの回答(2023年1月電話相談)
「申請途中のデータを税務署が勝手に見ることはできないので、こちらから『申請が途中ですよ』『確定申告の申請をしてください』と催促することはありません」

ホッ。
つまり、最終段階の「申請する」ボタンを押さない限り、税務署に個人情報を握られたり、確定申告を要求されたりする心配はないということだと思います。(たぶん)

なので、開業届を出していない、申告の種類を迷っているという方は、ひとまず昨年分をスマホで白色申告してみる。そして、「税金の金額」や「申告の難易度」など色々なことを体感して、「税金をもっと抑えたい」「帳簿をつけるのが苦手」と感じたら、青色申告に切り替えたり、税理士に依頼したりすればよいのではと思います。

国内では、例年2000万人以上もの納税者が確定申告をしています。

みなさんも自分のスタイルに合わせて開業届を出したり、スマホ申告にチャレンジしたり、税理士にお任せしたりして、「納税者」の一人になっていただけるとうれしいです。
(私はまだ納税するほど稼げていません!)

〇いつ、何から始めればいい?確定申告の基礎知識
〇住民税の申告書、どうやって書けばいいの?

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