【ナイトワーカーのマインドケア】哲学から風俗を考える お客様を愛することの意味

最終更新日:2025年6月30日

愛すること、愛されること。そのことについて深く考えたことがある人は、どのくらいいるでしょうか。

愛する、と一言で言っても、恋人や恋愛との関係だけが愛とは限りません。たとえば、お客様とひとときの蜜月の時間を過ごす時には、愛はないのでしょうか?もしかしたら、お客様はあなたとの関係に愛を感じているかもしれません。

こんなにも身近でありながら、あまり深く考えることがない“愛”について。一緒に少し掘り下げてみませんか?

風俗嬢が提供できるのは「刹那的な愛」

前述したように、愛には色々な側面があります。それこそまず、愛には“愛すること”と、“愛されること”がありますね。お客様があなたに「また会いたい」と思ってくださっているとすれば、あなたはお客様に愛されている、とも言えます。

愛という言葉を使うと、どうしても私たちは「永遠の愛」を想像してしまいがちです。しかし、永遠の愛を誓い合う結婚という制度が日本にやってきたのは戦後のこと。まだ100年も経っていないのです。本や漫画、コンテンツなどの影響もあって、愛=永遠の愛と考える人も多いですが、それは一つのイメージでしかありません。

だからまずは、愛というものをあまり堅苦しく考えないでもらえたら嬉しいです。友人を大切に思う気持ちも、お客様から大切に思われる気持ちも、一つの愛なのです。

そういう意味では、風俗のお仕事はとてもたくさんの愛を受けやすい仕事だといえます。身体的にも近い距離を取りますし、甘い言葉を囁くこともあります。風俗という仕事は、刹那的な愛をサービスとして売る仕事です。

刹那的な愛に必要なのは「未来すらも忘れさせるドラッグ性」

ところで、有名な哲学者デカルトは、刹那的な愛のことを美学的な愛、と呼びました。美しい絵画を見ている時は、明日の予定のことなど忘れて没頭してしまうように、美学的な愛を感じている時は、未来のことなど考えられないのです。

そういう意味では、風俗嬢がお客様に与えられる愛とは、美学的な愛です。お客様との関係の中に永遠の愛が生まれることは基本的にはなく、その瞬間、普段の悩みやストレス、明日への不安を忘れられるような、美学的な愛ですね。非日常なコスプレや空間を楽しむのも、瞬間的な快楽を追求するためです。

しかし、美学的な愛は未来を忘れさせるものであるからこそ、持続性はありません。一緒にいたいなら、いたいだけ一緒にいればいい。その時間をお金で売る……なんて合理的なのでしょう。

先ほど言った通り、日本に「永遠の愛信仰」が普及したのは、まだ最近のこと。日本は無宗教の国ですから、キリスト圏ほどの縛りもありません。だからこそ、多くの人がまだ永遠の愛を実践しあぐねている状況です。

だからこそ、結婚しているのに風俗に来るお客様は、美学的な愛を求めています。すでに永遠の愛を誓ってしまった身でも、未来に関係ない刹那的な愛であれば、その場で消費することができるからです。

独身のお客様にとってはどうでしょうか。永遠の愛は誓っていないので、風俗嬢である女性に対して愛の持ち方を錯覚することもあるかもしれません。美学的な愛を、永遠の愛だと勘違いしてしまう人もいるでしょう。

しかし、風俗嬢が取り扱う愛が刹那的=美学的であることは、独身のお客様相手でも変わりません。大切なのは、どちらのお客様であっても会っている瞬間を、非日常なほどに盛り上げてあげること。非日常であればあるほど、たとえば恋愛経験の少ないお客様にも、永遠の愛だと勘違いされることも少なくなるかもしれません。

愛し方・愛され方を考えることが「働きやすさ」に繋がる

風俗嬢は刹那的な愛を売る仕事だと言いましたが、同時にとても自由な仕事でもあります。時間内であれば、プレイをしてもいい、お喋りしてもいい、デートをしてもいいという場合もあるでしょう。接し方が日常的であればあるほど、お客様は「刹那的な愛」を感じづらいかもしれません。

愛について考えていくと、このように相手に合わせて愛し方を変えることができることが分かってきます。恋人であれば、素の自分を知ってもらうこと、受け入れ合うことを愛だと考える人もいるでしょう。逆に、あくまで刹那的な関係であるお客様には、多くの風俗嬢の中から自分を選ぶべき理由を知ってもらうことは大切ですが、自分の素を見せる必要はない、とも考えられます。

風俗嬢とお客様の健康的な関係とは、お酒に酔うと明日のことを考えないで済むように、非日常な風俗体験で全てを忘れてもらうことなのではないでしょうか。

健康的な人間関係を持続するためには、お客様の愛し方・お客様からの愛され方をコントロールする必要があります。「刹那の夢」を見るために何が必要かは、お客様によって変わります。、そこを見極めながら、美学的な関係を保つためにどんな自分を見せるか、どんなふうに愛を伝えるかを考える必要があるでしょう。たとえば「エロい女」というものはすでに非日常なものですから、とことんエロい女を演じるのもいいでしょう。

今回のコラムは人によって当たり前の話のように感じるかもしれませんが、自分が「何を売っているのか」を自覚するのは大切です。美しい身体や顔、接客スキル。それらはツールであって、サービスの目的にすべきではありません。

風俗嬢が売っているのは、刹那的な愛。そう思うと、外見や接客の「使い方」が、少し変わってくるのではないでしょうか?

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