最終更新日：2025年4月22日
風俗で働いている女性とお話をすると、よく言われるのが「写メ日記に何を書いたらいいのかよく分からない!!」ということ。毎日何本もアップしている方もいますよね。大変なお仕事だと思いますが、できればたくさんの人に読んでもらいたいものですよね。
プロのライターのネタ集めはどうやってる!?
だいぶ前のことですが、当時仲良くしていた人妻店で働いていたキャストさんなのですが、写真や文章をとても工夫して、写メ日記を頑張っている方がいました。
仕事で仲良くなったカメラマンに、ホテルで写真を月1回程度撮ってもらい、その際には、衣装を何着も着替え、お風呂で撮ったり、ベッドで撮ったり、窓際で撮ったりしていました。その写真に、クスッと笑えるような文章をつけて写メ日記にアップするのですが、その努力は確実に実り、常にランキングに入っていました。
さて、私、フリーライターになってからかれこれ22年が経ちました。よくもまあ、こんなに長くやってこられたなあと思いますが、何が大変って、やっぱり企画を通すことが大変です。
若い頃は「うーん、どうかなあ」と首を捻られることが多くて、なかなか通らなかったです。
「今週10本企画を考えるぞ! そのうち1本でも通ればいいな」とガンガン企画を考えたこともありますが、一生懸命考えても、すべてボツになることも……。
ついでに、最近だと、WEBメディアでの執筆も増えました。フリーですから「次も書いてね」と言われるように、アクセス数のランキングにも入りたいと考えたりするわけです。企画をまとめるのは、本当に大変です。
そんなこんなで、20年以上やってきたわけですが。多くの人に興味を持ってもらえ、思わず読みたくなる内容の企画を立てるためには、日頃から「これ、記事になりそうかな？」とアンテナを張り、ネタ集めをしておくことが大事!! というのが当たり前のような結論です。
というわけで、どのようにして、そのネタを集めているかをご紹介していきましょう!!
自分のテーマを決めて掘り下げていく
私の場合、26歳くらいの時に「性をテーマにする」と決めてしまったことがあるんです。それまでは、飲食店の取材や、節約やレシピのような女性誌系など、いろんなジャンルで依頼があればやるというスタンスだったのですが、興味を持てない分野でやるのはちょっとしんどかったんですね。
そこで、テーマをある程度絞って、専門性を上げていこうと方針を変えました。
ちょうど「16歳だった 私の援助交際記」を書いていた時でした。
自分が援助交際をしていた頃のことを書きまくっちゃう本を出しちゃうんだから、もう私の人生のテーマは性でいいじゃん!!って開き直りもあったのでしょうね。
性のことは自分も興味があったし、もっとよく知りたいと思っていたし、きっと同じように興味を持つ人も多いだろうし、そして何より自分が「性」と向かい合わなければ自分の未来はないなと感じていた……ということで、「性」に決めたというわけです。
その頃から、「性」のテーマに絞って企画を出すようにしました。長いライター人生の中では、浮気や脱線をすることもありましたけどね。
テーマを絞ると、毎日の生活の中で、そのテーマのことだけをチェックしておけばいいので、結構楽チンなんです。「最近、セックスレスが流行ってるなあ」「女性用風俗が人気出てきたのかな」などなど、その時の流行りも自分のテーマを通してチェックしておけばいい。
そう、まずは「テーマ」を絞ることが楽にネタを集めるコツです。
その時、自分のキャラにあったテーマを設定するといいですよ。例えば私の場合は「援助交際やってて、それを本に書いて、性をテーマにしているライター」なんですが、これって分かりやすくないですか!?
例えば、風俗で働くキャストの場合なら、「人妻で、セックスレスで、アダルトグッズに詳しい風俗嬢」「40代で中高年男性の状況に理解があり、精力が付く食材や、その食材を使った料理に詳しい風俗嬢」などがパッと思い浮かびます。
興味があって、できそうなことを、テーマとして設置するといいですよ!!
時事ネタを絡ませる!!
いざ、自分のテーマが決まったら、今度はネタをどうやって集め、そして料理していくか…という段階です。
もっとも簡単なのが、「時事ネタを絡ませること」です。時事ネタでも、誰からもスルーされているようなものではなく、ある程度の人が興味を持っているものを選ぶのが、読んでもらえる記事になるコツです。
例えば、最近ですと、「不同意性交等罪」の法律が成立しましたね。これで、企画にならないかな? と考えてみるわけです。普通に「法律が通りました。こんな法律です」というのはニュースでやっているので、週刊誌などの記事にはなりません。
「不同意性交等罪」で新しいのは、被害者の範囲が広がり、今までだったら軽かった罪が重くなったこと、それから時効の延長です。「だったら、男性の被害者でやってみたらどうだろう?」という発想になるわけです。ちなみに、7月11日発売の週刊SPA!でこの企画をやっているので、よかったらチェックしてみてくださいね。
他にはどうでしょう。頻繁に盛り上がるテーマですが「不倫」もあります。不倫というネタと自分のテーマのネタを掛け合わせてみたらどうでしょうか。
アダルトグッズに詳しい人妻キャストさんなら「不倫でセックスをした場合、アダルトグッズの保存が困る」というネタで1本書けそうです。
食材に詳しい40代キャストさんなら、「1日で不倫相手とも自分の妻ともやらなければならない!! そんなミッションを背負った男性にオススメの絶倫レシピ」とかで1本書けそうですね。
かれこれ書いていたら、結構長くなってしまったので、今回はこの辺りで…。またタイミングをみて、記事をアップしたいと思います！