最終更新日:2025年9月17日
風俗やAVなど、性の仕事に就いていることに対して「恥ずかしい」「後ろめたい」「いけないことをしているんじゃないか…」そんな風に思っている人っているかもしれません。でも、いろんな人の役に立っているお仕事なんですよね。
「高齢者の風俗利用」を通して見えてきたこと
今回は手前味噌な記事になってしまってすみません!! 先に謝っておきます。
というのも、2月の終わりに書店に並ぶ予定なのですが、「ルポ 高齢者のセックス」(扶桑社新書)を上梓します。すでにアマゾンでは予約が開始しているので、ご興味ある方はぜひチェックしてみてください。
さて、この本を書こうと思ったのは、遡ること10年以上前のこと。熟女AV女優や風俗嬢を取材しているうちに、これらの業界で元気に楽しく働いている熟女さんが多いのに、それを伝えている雑誌もメディアもあまりないなあと思ったからなんです。
そこで、8年ほど前に「高齢者風俗嬢」(洋泉社)という本を出しました。(出版社がなくなってしまったため、今はアドレナライズから電子書籍で出ています)
で、この「高齢者風俗嬢」を書き終えた時に思いました。高齢者になっても風俗に行ったり、AVを見たり、楽しんでいる人たちがいるんだよなあってことを。そして、いろいろな性の娯楽やサービスがあるから、元気に健康に暮らせている人って少なくないんじゃないかなと。
また、取材の中では、働いている女性たちが「こんなところで働くのは恥ずかしいこと」「みっともないこと」と感じているように見えることも多々ありました。だから、少しでも前向きに働いて欲しいなという思いもありました。
はたまた、取材を続けているうちに、高齢者の方と接して「異性と知り合いたい」という気持ちがあったり、でもその反面「風俗などを利用するのはちょっと…」と感じていたりすることにも気づきました。
なんでこんなに役に立つ仕事なのに後ろめたさを感じなければならないの? その娯楽やサービスで幸せになることに肩身の狭さを感じなければならないの?
考えれば考えるほど不思議でした。
だから、働く人もユーザーも読んで元気になってハッピーになる本を作りたいなと思ったんですよね。
いろんな活躍の場、活躍の仕方がある!!
「ルポ 高齢者のセックス」では、88歳のAV女優、60代の風俗嬢、90代の風俗のお客さん、89歳のストリップファン……様々な人たちを紹介しています。
娯楽やサービスの種類も色々。風俗やAV、ストリップはもちろん、ショーパブ、障害者専用風俗、女性用風俗、熟女の出会い喫茶、熟女の交際クラブのほか、出会いの場として合コンやパーティなども書いています。
そして、その業種ごとのエピソードも紹介しています。
例えば、余命を宣告された男性が大金を使ってデリヘルを利用してディズニシーに行って人生の思い出作りをした話(お店は『はんどめいど倶楽部』)。
夫に先立たれた60代の女性が、「“イク”を知りたい。気持ちいいを知りたい」とメンズセラピストに抱かれた話(お店は『萬天堂』)。
食欲もなく、不眠気味なのに、性欲がある80代の男性が風俗で遊ぶことを生きがいとしている話(お店は『こころあわせ』)などなど。
どんなものが好きで、どんなところが居心地よくて、どんな人とだと楽しく付き合えて……そういうものって1人ひとり違いますよね。
そこがどんな場所であっても、その人が「ここにいたい」と思ったらいればいい話で、誰か他人が「そんなところにいちゃだめだ」なんていうのは余計なお世話って話です。
だから、この仕事で働く人たちの中に、「いけないことをしているんじゃないか…」と後ろめたさや肩身の狭さを感じている人がいるのなら、それは感じなくていいことですよと言いたいです。
世の中には、性の娯楽やサービスの仕事に対し底辺の仕事だとかいう人もいます。「自分は否定しないよ。でも世間はどう思うかな?」などと卑怯な言い方で非難してくる人もいます。
でも、そんな人の声は聞かなくていいんじゃないですかね。
だって、目の前のお客さんが「〇〇ちゃんがいるから生きていけるよ」「今が人生で1番楽しい」なんていうくらいお客さんやユーザーさんが喜んでくれるお仕事なのですから。
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