最終更新日:2024年7月9日
こんにちは、初めまして!
ヒメヨミのコラムを書くことになりました、風テラスのめぐみです。
風テラスは、風俗で働く女性のための無料生活・法律相談窓口です。
もし、お仕事や生活でお悩みのことがありましたら、ささいなことでも構いませんのでお気軽に相談してくださいね。
収入がないと家賃は滞納しがち
記念すべき一回目は、家賃滞納についてお話します。
去年から続く新型コロナウイルス感染症のあおりを受けて、思うように稼げなくなっていませんか。
今まではお茶をひくことなんてなかったのに、コロナのせいでお茶をひく日が増えてしまった・・・ということもありますよね。
毎日、その日の食費を稼ぐことで精一杯で、携帯料金や家賃などを支払うことができず、滞納してしまう人も増えています。
携帯料金は、お客様が1本でも付いたら何とか払えるものの、家賃は思うように払えないのではないでしょうか。
でも、家に住めなくなるのはとても困りますよね。
今回の記事では、家賃を滞納してしまったときにどうすればよいかを説明します。
滞納しそう・滞納してしまった場合の対処
まずは、滞納してしまいそうな段階で大家さんに連絡しましょう。
新型コロナの影響で収入が減ってしまう人が多いので、大家さんもきっと理解してくれます。
もうすでに滞納してしまった、なんてこともありますよね。
この場合にも大家さんに連絡してください。
そして、いつまでに払えそうかを伝えましょう。
滞納してしまうことを恥ずかしく感じたり、後からちゃんと払えると思ったものの払えなかったりして、そのまま何か月も滞納してしまった場合は、どうすればいいでしょうか。
なかなか相談しにくい内容ですよね。
家賃を滞納した期間はどれくらいでしょうか?
1~2カ月であればすぐに強制退去になることはありません。
また、すぐに部屋を出ていく必要もありません。まずは大家さんに事情を説明しましょう。
場合によっては保証会社から「家賃を払わなければ退去する」という誓約書などを書かされることもあります。
この場合、1~2ヶ月程度の滞納でも退去させられることがありますので、要注意です。
滞納が3カ月~半年になっている場合、大家さんがあなたを訴えて、裁判所からお手紙(訴状)が来ることもあります。
大家さんがあなたを部屋から退去させるには、
・明け渡し訴訟の裁判を起こして、判決が出ること
・判決が出ても部屋の明け渡しが行われない場合、強制執行の申し立てを行うこと
こうした手続きを行うことになります。判決が出てから、部屋の明け渡しまで、おおむね3ヶ月程度かかります。
「裁判」や「判決」という言葉を聞くと、生きた心地がしないかもしれませんが、まだ時間的な余裕はあります。その間に風テラスに生活の立て直しの相談をされることをお勧めします。
収入が不安定でいつまでに払えるか分からない
さて、ここまで家賃を滞納してしまった場合のことを書いてきました。
しかし、収入が不安定でいつまでに払えるかが分からないという方もいるでしょう。
政府は新型コロナの影響で生活が苦しくなった人に対して、様々な支援制度を用意しています。
例えば、「住居確保給付金」や「緊急小口資金」などがあります。
これらは風俗で働く女性でも申請が可能です。
まとめ:自分の住まいは守ることが出来る
この記事で覚えて欲しいことは3つです。
- 家賃の滞納をしてしまっても、すぐに退去する必要はない
- 滞納しそう・滞納することになったら、早めに大家さんに相談すること
- お金がないときには、政府の支援制度を利用する
これらの方法を行うことによって、住まいを守ることができます。
もし、借金などもあって、こうした支援制度を利用してもまだまだ足りない・・・などがありましたら、遠慮なく風テラス(https://futeras.org/)にご連絡くださいね。
どんな些細なことでも構いません。ご連絡をお待ちしております。
一緒に問題を解決していきましょう。