「確定申告は怖くない!」夜職専門の税理士に聞く、自分の身を守るための税金対策

最終更新日:2026年1月23日

皆さんは確定申告をしていますか?

年末にかけてSNSで「確定申告」についての書き込みが増えたり、友人や職場の人の会話に「確定申告」という単語を聞く機会が増えたりしていませんか?

確定申告とは1年間の収入を計算して、国に払う税金の金額を自分できめる手続きのこと。

個人事業主は、1月1日から12月31日までの1年間で稼いだお金に対して所得税という税金を払う決まりになっています。 ただ1年が終わってみないと、正確にいくら稼いだかは分かりません。そこで、翌年の2月〜3月にかけて「私はこれだけ稼いだので、税金は〇〇円になります!」と金額を確定させる必要があります。

「確定申告をしなきゃいけないとはわかっているけど一体何をしたらいいのかわからない」そんな人も多いと思います。そこで、今回は夜職に強い税理士の沖有美子先生に【確定申告をするメリット】【確定申告に必要なもの】などについて、お話を聞かせていただきました。

確定申告は怖くない!!

取材日は、12月の半ば。かなり忙しい時期にもかかわらず「少しでも悩んでいる人の役に立てれば」と、取材時間をとってくれた沖先生。

この日も風俗嬢の確定申告の相談が数件あったそうですが、初めて相談にくる風俗嬢の方の大半が「すみません…確定申告していなくて…」と謝罪モードだったんだとか。

「みんな確定申告が何かわかってはいないけど『やってなくてマズイ!』という意識が少なからずあるんですよね。だから私にも『ごめんなさい』モードなんですが、私は皆さんの味方なので謝る必要はないです。そして税理士は税務署ではないので、私が税金を取ることもないので(笑)。まず確定申告のことも、税理士事務所のことも怖がらないで欲しいです。気軽に相談に来てください

風俗嬢は【個人事業主】であり、在籍店は税金を払ってくれてはいない

沖先生のところに相談にくる風俗嬢の多くが、自分の雇用形態を理解しておらず、在籍店が税務関係を全てやってくれている…と勘違いしてしまっている人も多いそうです。

「ここはとっても重要です。風俗嬢はいち個人事業主。フリーランスの仕事だと思ってください。風俗の店の中には明細に【税金】という項目を書き、女の子のお給料から天引きしていることもあります。でもそのお金は女の子の税金を店がかわりに払っているわけではありません。在籍しているから守られている、と思ってしまうのは理解できますが、完全に店と自分を切り離して考えることが大事です」

風俗店の中には「確定申告をしなくていい」という店もあるそうですが、沖先生は「何かあったときに守ってはくれないから、鵜呑みにするのは危険」と念を押していました。

「在籍店が確定申告を適当にやっていたら税務調査が入る可能性があります。税務調査が入ると、在籍している女の子にも紐づいて税務調査が入ることがほとんど。そういった時に、別にお店はあなたを守ってはくれない。高確率で入るわけではないですが、100%ないとは言い切れない。自分の身を自分で守ためにも確定申告をしておいた方がいいでしょう」

風俗嬢が確定申告をするメリットとは

キャバ嬢などの水商売は源泉所得税を店側が天引きしているために、確定申告をすると還付金が返ってきます。なので住民税の請求がきても、還付金で賄うことが可能です。一方、風俗の場合還付金はなく税金がゼロの場合もありますが、ほとんどが支払う可能性が高い。ですが、そういったことを踏まえても「確定申告をするメリットはある」と沖先生はいいます。

「確定申告をしないと“無職” 扱いなので、家が借りられないですよね?そこで皆さん、アリバイ会社とか使っていると思うんですが、それ結構高くないですか?風俗って働く側も後ろめたい気持ちを持っているからか、つけ込む職業もすごく多い。でも、実際に500万円くらいの年収だったら経費諸々引いて、税金はざっくり20万円くらいです。アリバイ会社に何十万も支払うよりもきちんと税金払った方が気持ち的にも良くない?って私は思います。さらに今後、マイナンバーとの紐付きで個人の資産がわかってしまったり、税務署もAIを使うのでどこでどういう形で無申告がバレるか未知です。またクレジットカードを作ることも難しいし、無申告の場合限度額を減らされてしまう可能性もあります」

確定申告に必要なものと税理士に頼むメリット

確定申告の期限は3月15日。個人でやる場合には3月に入ってからでも出来なくはないですが、沖先生のところに頼む場合は「1月中には必ず来てください」とのこと。そして必要なものについても聞かせてもらいました。

「自分の年収がわかるもの。在籍店から毎日もらう給与の紙や、その写メ、後は毎日アプリにつけている場合そのスクショでも可能です。他には経費になるものの領収書やレシートですね」

なかには「何も取っておいていない」という人もいるかもしれませんが、そういった場合はどうしたらいいのでしょうか?

「うちの事務所に相談にくる方の中にも『すぐ使っちゃうから月収がいくらかわからない』という人もいます(笑)。お店によっては、明細を再度出してくれるところもありますが、あまり望めないですね…。最悪、バックの金額と出勤日数でおおよその年収を算出することは可能です。また経費に関してもクレジットカードを使っているのであれば、履歴を出せば大丈夫です」

沖先生の事務所で確定申告をする場合は「1年で88000円、一律です」とのこと。

「何が経費になるとかそういうことは私が直接LINEでお答えします。他、皆さんにやっていただくのは毎月の領収書を送ってもらうこと、月収がわかるように明細をとっておく、もしくはアプリで管理すること。この2点のみ。元々、確定申告をしていなかった人からしたら『88000円って高くない?』と思うかもしれませんが、他の税理士事務所と比べていただければすごく安いということがわかると思います(笑)。税理士に頼む最大のメリットは【内容に関してこちらで責任を取る】というところ。自分で申告するよりも税務調査が入る可能性は低いですし、税金や税務署に怯える必要はありません。職業欄も個人事業主で提出するため、職業が誰かにバレることもないです」

最後に沖先生は確定申告に関してこう話してくださいました。

「風俗やってようが、何やってようが、足元を見られないようにする。ちゃんと自分の足で立っているんだっていうのをちゃんとしておけば余計なお金はかかりません。頑張って働いているのに、どこか報われない気持ちを持っていたり『いつか税務調査がくるかも…』と怯えているのはもったいない。将来のことやセカンドキャリアのことも見据えて、確定申告をしておけば自分がきちんと働いて生きてきた証明になります」

沖先生は「怖がらないで1度相談に来てください」と繰り返していました。

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