最終更新日:2025年11月13日
性的接触のあるお仕事をしていると、どうしても避けられないのが「性感染症」に罹る可能性。病気になってしまうのは仕方ないこと。
でも、予防をしたり、定期的な検査で他者への感染を防いだり、早期に発見して治療したり…と健康のためにできることはたくさんあります。
今回、ウルトラグループ会長の淺奥実さんにお話をお聞きました。
デリヘルのウルトラグループが性感染症対策に乗り出したわけ
「性病」と聞くと、なんだか怖いもの…というイメージを持っている方もいるかもしれません。
でも、HIVやヘルペスなど一部の病気を除けば、きちんと医療機関にかかり適切な治療を受ければ治るもの。
かつては不治の病と恐れられたHIVも、今では薬でコントロールできるようになりました。
ちなみに、ヘルペスは症状が治まった後もウィルスが体に残り、免疫が落ちたりすると再発をしてしまうことがある病気。完治することはないんです。
必要以上に「性病」を怖がる必要はありませんが、健康な体で働けて、そして他人にうつさないためにも、できる範囲で「性病対策」に取り組んでいきたいですね。
それが、セクシャルウェルネス業界で働くプロであるという意識に繋がっていく道筋の1つではないかなと思うんです。
さて、今回、ウルトラグループが性感染症対策に乗り出した理由について、淺奥さんに聞いていきましょう。
「今まで、うちのグループでは高級ソープのような定期検診はありませんでした。デリヘル業界として行なっているかというと、やっているところはあるのかもしれないけれど、聞いたことがありません。働いている女の子の自主性に委ねられていました。
必ずやってくださいねと本来なら強制的にしたいけれど、急に義務付けられてしまうと働いている女の子たちが戸惑ってしまいます。
そのため、まずは、性感染症に対して、こういう打開策があるんだよと示していくことが大切だと思い、リステリンを全店舗に常備させたり、生理前に性感染症検査を促す案内を出したりしました。
業界NO1グループであるうちが、性感染症対策を先行して走らせていき、それで業界がついてくる…そうであったらいいと思っています」
手前味噌になってしまうのですが…。
実は、ウルトラグループが性感染症対策をしようと決めた少し前に、私たちがやっている団体sienteで性感染症勉強会の意見交換会をしたんです。
講師は、おなじみ新吉原検診所の小田島先生。
そこで、性感染症検査がHIVから体を守ることにつながること、紫のリステリンに淋病の感染リスクを減らす効果があることなどが話されました。
先生のお話を聞いたことで、ウルトラグループが性感染症対策に乗り出した…というわけなんです。
お仕事を休んだ時期の収入の保証が大事!!
性感染症検査をグループで働くキャストさんたちに義務付ける前には、「休んだ際の収入の保証」が大切だと淺奥さんは考えています。
「女の子が、性病になったということでお休みをすると、その分、稼げなくなってしまいます。
この業界で働く女の子は『稼がなきゃ』という意識が強いです。
そのため、うちとしては、性感染症検査を義務付ける前に、女の子の稼ぐツールを増やしていく必要があるのではないかと考えました
女の子の稼げる環境を整えれば、選択肢を広げることができます。選択肢が広がれば、風俗一択になることもありません」
確かに!!
性病検査で陽性が出てしまった際、薬を飲んだら即、陰性に戻るわけではありません。治療にかかる日数があります。その間、全く働けないのはつらいもの。
梅毒などは1〜2ヶ月かかることもあり、そんな長期間、休まないとならないとなると暮らしていけません。
「SNSの指導や、接客の講習などを行える講師など様々な方向性で考えています。
お金を稼げる場所が風俗以外にもあれば、乗り越えていけるのではないかなと思うんです。
でも、1番は日本がよくなるということを考えないといけません。日本が潰れてしまったら全てが終わってしまいますからね!!」

淺奥実さん
「うちのグループは特別なルールで成り立っている」の投稿でおなじみのultra king(@gunkokku6666)さん。日本No.1、東京No.1を掲げるデリヘルのウルトラグループの会長です。
お店情報
ウルトラグレイス24、ウルトラプラチナムなど都内で13グループを展開するウルトラグループ。頭に「ウルトラ」がつく店名で、新宿を拠点に、様々な女性が働いています♪ 女性が働きやすく稼ぎやすい環境づくりに力を入れています。
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