風俗(嬢)卒業は出来る! セカンドキャリアとの出会い方「たくさんの男性接客経験を活かせた占いという仕事」吉沢さりぃインタビューシリーズ:第1回占い師&ラブサポーター竹田淳子さん

最終更新日:2025年6月23日

父親はヤクザ・母親はストリッパー。
そんな家庭に生まれ16歳で風俗デビューし、紆余曲折あったラブサポーター淳子さんは今、

風俗嬢向けメンタルケア、Sexカウンセリング、性教育、
鳥海式四柱推命鑑定師及び講師.霊感reading.顔相.手相『鑑定名.桃萃』
NPO法人若者メンタルサポート協会.相談員、
神奈川県川崎市南倫理法人会相談役、
一般社団法人”生き直し”自立準備ホーム.竹信の家ホーム長、
ジェニタルケア(睾丸マッサージ)セラピスト、

という複数の顔を持っている。
そんな多忙な淳子さんから、今回は「伸び悩んでいる風俗嬢の方へのアドバイス」と「風俗嬢のセカンドキャリアについて、お話を聞かせていただきました。

運命的な「占い」との出会い

まず淳子さん自身の風俗デビューのきっかけについて聞いてみると…。

「16歳の時に箱ヘルがデビューでした。父の彼女の働いている店だったので、安心かなぁと思って」

16歳?!父の彼女?!?!
パワーワードに驚いてしまいました。

「(笑)。昔は今と違って未成年も働ける店がありました。もともと私の母がストリッパーで、小さな頃から“裸の商売っていいな” “裸で勝負出来るってかっこいいな” って思ってました。風俗という商売に抵抗はなかったかな」

さらに淳子さんのお父さんはヤクザで、何人かいた継母は「全員風俗嬢でした」と笑います。

「親の背中を見て育ちました。ただこの時は、結婚をしていたんですが元旦那から逃げたかったっていう思いが大きかったな」

現在メンタルケアから寮母、さらに占い師と、幅広く活動されている淳子さんですが、その中でも特に占いに力を入れているといいます。何故占いなんでしょうか?

「経営者の集まりのモーニングセミナーに行ったら、今の占いの師匠に出会いました。初対面なのにいきなり生年月日を聞かれて教えたら『今、占いを勉強しないと死ぬぞ!』と言われまして」
あまりに唐突な誘いですが、師匠の話に納得した淳子さんは占いの勉強を始めたといいます。

「すごく師匠がスパルタなんです。まだ半人前なのに、ニュー新橋ビルの占い館に『人が足りないから出ろ!』って言われて急に占い師デビューすることになってしまって(笑)」

テキストを見ながら何とか占いをしたという淳子さんでしたが、その時に「風俗嬢だったことが活きているな」と強く感じたんだとか。

「新橋だからかとにかく男のお客さんばかり。占いって恋愛相談がしたい女性のイメージあるでしょ?でも、意外なことに男性も多いんです。社長が人事決めたり、子供の嫁との相性を見たりね。風俗で沢山の男性の接客をしていたから、男性の扱いには慣れていたのは強みでしたね」

竹田さんが占い師として所属している一般社団法人 日本占道協会運営の高田馬場の隠れ家カフェ「道しるべCafe」で取材させていただきました

仕事が練習になる!セカンドキャリアに風俗ワークを活かす方法

最近は風俗嬢の人口の急激な増加、また立ちんぼなどの出現により「稼げない」という悩んでいる現役風俗嬢の方も多いそうですが、淳子さんは決まって「ちゃんとキャラを作れていますか?」と問うそうです。

「素で風俗嬢やるのは誰だってキツい。すごく当たり前のことだけど“自分はプロの風俗嬢” だと意識する。源氏名も出来れば本名とかけ離して、別人を演じること。源氏名の自分は他人だと自分に言い聞かせて演じる。高級とか激安とか関係なく売れていない風俗嬢は、プライベートと仕事がごちゃごちゃなことが多い」

SNSに関してもこうアドバイスします。

「SNSとか最もキャラを作らなきゃ!愚痴しか吐けないんだったら、やらない方がいい。SNSに変なことを書くくらいなら、紙に嫌いな客の悪口を書いて捨てた方がまだマシです(笑)書いて見て捨てるは大事なこと」

裸の商売はどうしても隠の気を受け入れてしまうそうで、邪気を落とすために入浴も大事なんだとか。

「悪い気をそのままにしておくと具合が悪くなってしまったりするから。シャワーだけでもいいから嫌なことを排水溝に流す!流れていったら大丈夫だと思うようにするんです」

淳子さん曰く、風俗嬢は男を虜にするのは簡単どころか「男の人生を狂わせるのも簡単」といいます。

「射精した後の男って本当に空っぽ。しっかりハグをして、そこを埋めてあげたら『この子だけだ!』ってなる。どんなにブスでもデブでもハゲでも『またきてね!』って満面の笑みでいい女を演じる。みんなに『指名くれ』しかいわれてない、射精したら『もう終わりだよ』っていう手抜き嬢に相手されている人ならイチコロです。風俗嬢は裸の天使。仕事中は天使になりきること」

そして淳子さんは、実際に占い師デビューしたことで「占い師は風俗嬢のセカンドキャリアにマッチする」と確信したそうです。占いと風俗…イマイチ共通点がないように感じますが…。

「セカンドキャリアで占い師になる!と、キッチリ決めなくても将来に不安を抱えている子は現役のうちから占いを勉強してみると接客にも活かせるし、資格も取れるから自信もつくんじゃないかな」

接客に活かせるというのがピンとこないような…?

「たとえばシャワーを浴びるときに『何か困りごとはないですか?』と聞いて、何かあれば話を聞きつつ生年月日を教えてもらう。本名や住所は教えたくなくても、生年月日は教えてくれるから。タダで占いさせてもらえるし、お客さんも完全拒否の人でなければ話を聞いてくれる。そこで占いの練習にもなるし、ちゃんと占って当たればリピートになります」

なるほど。さらに占い好きなメンズにはこんな共通点もあるそうです。

「全員ってわけではないけど、占い好きな男性って役職がついている人や社長とかお金持ちが多い(笑)。そういった層に、気持ちよくさせてあげる+占いは強いと思う。占う周期とかもキチンと伝えると、また思い出してきてくれたり。『また指名してね!』よりもいやらしくないし、印象として強いです」

風俗嬢として培われてた接客スキルは男性を相手にする仕事だけではなく、占いのような女性も相手にするような仕事にも役立ち、風俗で働いている期間も「セカンドキャリア」に向けての【準備期間】だと考えて、前向きに接客することで見えるものが変わってくるのかもしれません。

誕生日記念の占いで…

さらに今回は取材日が筆者の誕生日間近だったこともあり「プチ鑑定しますよ」という淳子さんのお言葉に甘えて占って頂きました!
生年月日を伝えるとー。

「まず結婚は100%ないな(笑)。すごく向いていない。うーん、あるなら海外の方と事実婚か、すごい歳上…75歳くらいとなら結婚あるかもしれない」
なんと!!!!!!自分でも結婚向いてないとは思ってはいましたが、そこまで向いていないとは…。
「あと仕事は向いてるけど、成功するまで時間がかかるかな。元々、実家は事業とかしてないよね?実家の恩恵とかは受けれない」

今回は取材させていただく側なので、筆者の事前情報はナシ!それにも関わらず、性格や実家のこと、親との関係、好きな男のタイプなどなどありとあらゆることを当てられて「チョット怖い」と思うほどでした。他の占い師さんだったら「ここまで話せないな」という生活のことや今後の仕事のことも、ペロっと喋ってしまいました。自分でもそれに1番びっくりです!

竹田淳子
元風俗嬢。元受刑者(覚醒剤依存回復)生き直し、自立準備ホーム竹信の家寮母をしながら占い師として現在活躍。対面、オンラインで性に関するカウンセリングにも対応。多数メディア出演。
https://x.com/lovesapojt1101

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