最終更新日:2025年10月30日
ちょっとご無沙汰になってしまいました。6月に成立したAV新法ってみなさんご存知ですか?
AV業界に対して規制をかける法律なのですが、驚くほどのスピードで可決してしまった上、事業者がまともに制作をできないような法律なんです。その結果、仕事がなくなってしまった女優も多数生まれ…なかなか苦しい状況です。
ちなみに、AV業界には元々厳しい自主規制ルールを設け、女優さんの働きやすい環境を作ってきた事業者がありまして、私はそこで6年間働いていました。
そのため、今、この大混乱に巻き込まれて、日々大変なことになってしまっているんです。…という近況でした。
教えて、ななさん!! 風俗嬢講師になったきっかけは?
さて、今回のコラムでご紹介するのは「風俗講習」の会社を経営している嶋田ななさん。
18歳からピンサロで働き始め、店舗型ヘルス、デリヘル、ソープなど様々な風俗店でキャスト経験を積んできたお姉さんです。
「もともと某テーマパークが大好きで、そこのキャスト経験もあるんです。いずれもキャストですね(笑)。
キャストとして2足のわらじを履きながら、鍼灸やマッサージの学校に通って技術をつけていきました」
キャストとして10年ほどが経ち、吉原で働いていた時のことでした。
「ちょうどハワイ州認定のマッサージの資格を取った頃に、『新人さんに教えてよ』と当時働いていたお店から声をかけられたんです。これが講師のスタート。
5年くらいはお店にいて講師兼風俗キャストをしていましたが、風俗での接客や技術をしっかりと教えてくれる講師がいないことに気づき、講師として専業でやっていきたいと思うようになりました」
そこで店舗での講習をやめ、個人でキャストや店舗を対象に講習をしていくようになります。5年ほどフリーランスで講習業の経験を重ね、満をじして、2021年にマーメイドを立ち上げました。
それからは講師として教えるだけでなく、講師を育成するという方向にも舵を切っていったというわけです。

風俗講習って受けたことある? どんなことをするの?
「風俗の講習って、本当にピンキリなんです。
趣味講習でメンエスなのに本番をやってしまうような男性講師もいれば、ぶっ飛んだ技ばかり教えるような講師もいますし、講習とは名ばかりで途中で寝てしまうような講師も…。
そんな話をキャストさんから多く聞きました」
お金を払って教えてもらうことが使えないテクニックだったり、そもそもちゃんと教えてもらえないとは…。そりゃ、教わる方もイヤになっちゃいますよね。
だって、誰でも生きていくためにお金が必要なわけで、風俗はそのお金を稼ぐためのお仕事です。
しっかり働いて、しっかり稼ぎたいですよね。
というわけで、嶋田さんはこんな風に考えたそう。
「まずはちゃんと基礎を教え、基礎を学んでから技を身につけていく…というようにキャストとして成長していけることが理想だなと思うようになりました。
あとは、売春防止法や風営法など風俗で働くなら知っておきたい法律をちゃんと学ぶことも大切だと考えています」
というように、風俗嬢として、風俗店として、様々な角度からレベルアップしていけるような内容を教えているというわけ。
目指すは『都立水商!』の風俗版!?
特に、最近は写メ日記というツールが重視されているので、この“法律面”というのが結構大事みたい。
「条例は都道府県によって異なるので、地域によって異なる知識を身につけなければならないという部分も厄介です。
基本的に東京都が1番厳しいんですが、『こういうことはSNSに書いちゃダメだよ』『写メ日記で書くときは、こういう風に表現するといいよ』と教えています」
インターネットの時代になってから、過激にすれば、目立つことができれば、お客様が増えるという流れがあるそう。

「そういう競争に乗るのではない方法で宣伝もしていけるといいですよね。
どんなお仕事でも、先輩が後輩に仕事を教えてたり、研修があったりと、その業務がしっかりできるように教わるのって当たり前じゃないですか。
でも、今の風俗にはその当たり前が備わっていないんですよね」
特に、ソープは昔から敬語や礼儀など接客に厳しかったけれども、素人ウリがはやったことで、その良い伝統も失われつつあることも、嶋田さんは心配していました。
「今、稼げているキャスト、稼げていないキャストの格差が開いてしまっています。稼げない方には、それなりの理由があります。
言葉遣い、挨拶、ちょっとした気遣い…。そこさえ直せば全然違うのに!!って思います。
でもこういったことも『彼氏とするみたいにすればいいよ』とお店が指導するので、女の子によってバラツキが出てしまうんですよね。
風俗嬢としてのイロハをしっかり学べば一定のレベルで接客できるので、今あるような格差もなくなると思うんです」
そんな嶋田さんの夢は風俗版の『都立水商!』のような学校を作ること。
「女性キャストだけでなく、男性スタッフも仕事を学ぶ場所ってないんですよね。
だから、ヘルスキャスト科とか店長科とかいろんな科を作って、必要な知識や技術を学べたらいいなと思うんです」
場所はやっぱり吉原かなあ? ちょっとアクセスがイマイチかな!?
それにしても楽しそうな学校!!
もし、そんな学校ができたら、私も風俗嬢のための「写メ日記のための文章講座」とか「元成人誌グラビア担当編集者が教えるスタイルが良く見えるポージング」などの講座を持ちたいぞ! ぜひ、雇ってくださーい!!
<取材協力>
嶋田なな
風俗の講習を店舗とキャストに向けて行う「Mermaid」代表。キャスト自身が持つ個性や得意なことを見つけて伸ばす講習を得意とする。在籍する講師は風俗勤務経験が豊富な元キャストのみ。テクニックのスキルアップだけでなく、接客や写メ日記の書き方、仕事面で生まれる悩みの解消などキャストとして成長できるよう一人ひとりに合わせた講習を行う。
X(旧Twitter) @Mermaid_0901
HP https://shima07.link
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