最終更新日：2024年5月7日
風俗講師の方にご登場いただき、日々の仕事に役立つ情報をお届けする好評連載企画！
第八回目のテーマは「セルフブランディングをしよう！」。
これまでの連載の中でもたびたび登場してきた「セルフブランディング」という言葉。
SNSの運用やビジネスシーンでよく使われているのですが、あまり耳慣れないですよね。
でも、この「セルフブランディング」が、自分に合ったお客様を創出し、本指名を増やしていくにはとても重要になってきます。
「いったい何のこと？」
「何からはじめたらいいの？」
という方でも分かりやすく解説していきますので、ぜひ内容をよく読んで日々の仕事に活かしてみてください！
セルフブランディングとは？
「X（旧Twitter）活用法」の記事では、セルフブランディングのことを「SNSやお店でのキャラクターづくり」と言い換えてお伝えしました。
X（旧Twitter）や写メ日記などで情報発信をするときにコレが出来ていないと、発信している内容に一貫性がなかったり、何をお客様に伝えればよいのか分からなくなってしまいます。
改めて本指名のお客様を増やすまでの全体的な流れを整理すると、
●自分の現在地を認識する
↓
●セルフブランディングをする
↓
●X（旧Twitter）、写メ日記などで潜在顧客にアピールする
参考：「X（旧Twitter）活用法」
↓
●初めてのお客様が増える
↓
●本指名のお客様が増える
参考：「姫予約の取り方」
となります。
今回は、
●自分の現在地を認識する
●セルフブランディングをする
の部分について解説していきますので、これからX（旧Twitter）をはじめようと考えている方や、業界歴が短い方はぜひ参考にしてください！
自分の現在地を確認！
まずは自分がどんなキャラクターの女のコなのか、現在地を確認するところからはじめていきましょう。
カンタンに、
●得意なこと、評判がよかったこと（強み）
●苦手なこと、出来ないこと（弱み）
を、紙やスマホなどに書き出してみてください。
（※この記事の後半に「セルフチェックシート」があります）
強みが分かれば、そこを伸ばしていくことができますし、弱みが分かれば、克服するための努力をすることが出来ます。
ですので、自分の強みと弱みを知ることはスキルアップして安定的に稼ぐためにとっても重要。
と言っても、「自分で自分のことがよく分からない」という方も多いはず。
私たちが日頃講習をしていても、苦手なことはよく出てくるのですが、得意なことはあまり出てこない女のコが多いのです。
そういった場合は、お店のアンケートを参考にしてみると、客観的な評価が分かります。
アンケートを実施していない場合は、仲の良いお客様などに、
「私ってどこが魅力かな？」
と聞いてみるのもOK。
主観的、客観的評価を織り交ぜ、今の自分がどんな女のコなのかを認識することが、セルフブランディングの第一歩です。
なりたい自分を想像してみる
今の自分の強みと弱みが分かったら、どんな自分になりたいか想像してみましょう。
強みは、前面に出してキャラクターづくりに活かせる部分。
弱みは、出来るだけお客様に見せないようにしなければいけない部分です。
すでにマットやイスの技術に自信があるなら、非日常的な空間を提供することが出来るでしょうし、受け身が苦手、指入れが苦手なのであれば、責めを中心にアピールしていくなど、自分の強みと弱みを軸に、キャラクターづくりを考えてみてください。
例えば、
・巨乳がウリ！素人っぽい癒し系の女のコ
・お仕事＆会話がバッチリできる、落ち着いた雰囲気の女のコ
・Sキャラが基本、セクシー系の女のコ
などなど……。
ココで注意してほしいのが、あまりに自分の現在地とかけ離れたキャラクターづくりをしないようにするということ。
業界の中には、
・責めしかしない、いわゆるS嬢
・とにかくめちゃくちゃ美人
・若さ、テクニック、接客などに特化したスペシャリスト
としてお客様のハートをつかんでいるスーパースターがいますが、最初から高すぎる目標設定をしてしまうと、アピールに成功してお客様に来店いただいても、現実との差を埋めるのに苦しんでしまうことになります。
高い目標を掲げることはとてもよい事ですが、まずは今の自分をベースに考えた理想像をつくる、ということを意識してください。
ほかの女のコとの差別化を図る
ある程度「なりたい自分」のイメージが出来上がったら、在籍店舗のほかの女のコとの差別化を意識しながら、より具体化をしていってみましょう。
ほかの女のコの店舗での売り出し方や、X（旧Twitter）、写メ日記等でのアピールの仕方は、自分のプロモーションをしていく上で大いに参考になるはず。
リサーチをする中で、例えば店舗に素人系で売り出している女のコが少なく、「なりたい自分」と親和性が高ければ、より素人っぽさを出していってみる（昼職を設定するなど）、Mキャラの女性が少なく、自分の強みが受け身の部分（敏感体質、潮吹きOKなど）であれば、M寄りにシフトしてみるなど、検討してみましょう。
ココまでのフローでまだあまり「なりたい自分」が分からないという方は、自分の強みの中で、
・在籍店舗のほかの女のコに負けないで頑張れるところ
を見つけ出してみてください。
頑張れるポイントが定まれば、キャラクターづくりの軸になるはずです。
キャッチコピーを付けてみよう！
さて、ココまでくればセルフブランディングも最終段階と言えます。
自分のキャラクター像が固まったら、下記の例を参考に、お客様にとって分かりやすいキャッチコピーを付けてみてください。
特別カッコいいものや優れたものじゃなくて大丈夫ですので、自分をどう売り出すかを頭に置きながら、考えてみましょう！
・女のコ自身に対するキャッチコピー例
「ホスピタリティ抜群のスレンダー美女」
「テクニシャンな潮吹きミニマムマダム」
・提供する時間をイメージさせるキャッチコピー例
「時間を忘れて愉しむ、癒しのひととき」
「扉を開けたら止まらないエロエロワールド」
・お客様へのアプローチをキャッチコピーにするパターン例
「イクだけじゃ終わらないこと、知っていますか？」
「スローな快感を楽しみましょう♪」
セルフチェックシートを活用しよう！
以上が、セルフブランディングのフローになります。
これまで説明してきた項目をまとめた「セルフチェックシート」を用意しましたので、下記をメモ帳にコピーしたり、紙に印刷するなどして、実際に書いてみてくださいね。
【得意】自分が出来る事、褒めてもらえる事
【苦手】自分ができない事
【強み】お客様に何を与えてあげられるのか（肉体面・精神面）
【弱み】お客様に与えてあげられない事（肉体面・精神面）
【差別化】他の女の子と比べた時に自分が秀でていること
【キャッチコピー】（1〜2文）
【自己紹介文】（300字）
セルフブランディングが出来たら、コンテンツの見直しを
セルフブランディングが出来たら、まず気を付けてほしいのが、現時点で公開されている自分の情報と、セルフブランディングしたキャラクター像にギャップがないか？ということ。
X（旧Twitter）ではＳっぽい雰囲気が出ているのに、お店のプロフィールはなんだかＭっぽい……というような状況が生まれてしまうと、お客様も迷ってしまいます。
場合によってはプロフィール写真の更新なども行いながら、お客様にアピールする情報の方向性を統一していくことを早めに行ってください。
今回ご紹介した「セルフブランディング」に基づいた設定でX（旧Twitter）や写メ日記の更新をしていくと、意外にも早くその効果を実感できるはず。
「X（旧Twitter）でマットが得意っていうのを見てきたんですけど……」
「回数よりも時間をかけてプレイしたくて……」
「お姉さんに責めて欲しくて来ちゃいました！」
こんな風に、自分が来てほしいなと思っていたタイプのお客様に実際に来店いただけると、やってよかったなと思っていただけると思います。
ちょっとした空き時間にでも、この記事にあるセルフチェックシートを活用して、セルフブランディングに挑戦してみてくださいね。