【ナイトワーカーのマインドケア】お客様も自分も、誰も傷つけない。「炎上しない」SNS活用術

最終更新日:2025年12月12日

今のSNSって、いつだって「炎上」「凍結」と隣り合わせ。特に、炎上はネット上でアカウントが悪目立ちしやすいので、注意したいですよね。普段の自分の発信が届かない層にまで自分の投稿が伸びてしまうこともあるため、通報や凍結のリスクも高まります。

今のSNSでは、誰もに炎上の危険性があります。投稿を炎上させないためには配慮が必要ですが、あちこちに気を遣いすぎるとSNSでの投稿がつらいタスクになってしまいます。自分も、自分を見てくれているお客様も傷つけないためには、どんな運用をすればいいのでしょうか。

Xで炎上しやすい投稿の特徴

まず、Xを始めとするSNSで炎上しやすい投稿には、いくつかの特徴があります。

①政治、ジェンダー、正義、宗教などセンシティブで二項対立を生みやすい内容を含む投稿
②配慮に欠ける表現や考え的な言葉づかい
③他者の侮辱中傷、炎上を煽る行為
④根拠のない主張の拡散
⑤倫理に反する行為・動画の公開
⑥炎上の際な対応・逆ギレ

炎上には様々なきっかけがありますが、中でも「思わぬ炎上」を生みやすいのが①の「政治、ジェンダー、正義、宗教などセンシティブで二項対立を生みやすい内容を含む投稿」です。

女の子のアカウントで政治や宗教に関する投稿を行う人はあまりいないかもしれませんが、ジェンダーや性差に関する内容を含む投稿は、女の子のアカウントでも散見されます。

例えば、次のような内容の投稿を見たことはないでしょうか。

店来る気もないくせにダラダラDM送り続けてくるの本当に勘弁してほしい
こちら会いに来る気ない男には全く興味ありません!

お店を利用するお客様に対して「してほしくないこと」が書いてありますね。しかし、この投稿は運が悪いと炎上してしまう可能性があります。

まず、前提として理解しておきたいのは、この投稿を炎上させるのは、いわゆる「クソリプ」と呼ばれるものであることは間違いありません。「そういう店で働いているくせに」とか「上から目線だ」とか、そんなリプライがつく可能性がありそうですね。投稿したユーザーからすると「クソのような」リプライなのですが、その応酬が炎上を招いてしまうのです。

炎上しない投稿の作り方

この投稿、どこが悪いのかもしっかり考えてみましょう。

まず、少々言葉がキツすぎるという点があります。「〇〇のくせに」という言葉を使うことで「店にまだ来ていないけれどDMを送りたい人」全員を下に見ていると感じられる場合があります。また「男」という単語も、少し強すぎますね。主張は変えず、柔らかく聞こえるように文章を添削してみましょう。

お兄様方、いつもたくさんのDMをありがとうございます。
毎日たくさんのDMをいただくのですが、お会いしたことがある方から優先的にお返ししています。
今月たくさん出勤してますので、お返事をお待ちの方、一度会いに来てもらえたら嬉しいな

「されたくないこと」、つまりネガティブな内容をそのまま文章にすると、どうしても感情的になりやすいです。否定的な内容をそのまま書くのではなく、どうしたらポジティブに変換できるかも考えてみましょう。

SNSの投稿は、相手の顔が見えないからこそ、言葉が強くなりやすいものです。ちなみにこのスキルは、実際の接客でも生きることがあります。例えば、接客中にお客様に「されたくないこと」をされた時も、流石に「勘弁してほしい」とまで強い言葉は使わないのではないでしょうか?

実際にお客様を目の前にしている時は「もっとこうしてくれたら嬉しいな」「そこよりも、こっちを触ってほしいな」「私に任せて」……など、相手を否定しないような言葉を選ぶのではないでしょうか。

実は、SNSの投稿でも同じように「相手を否定しすぎない」ように言葉を選ぶだけで、炎上のリスクはグンと少なくなります。

お客様とのことに限らず、お店とのトラブルなどを告発する投稿などを見かけることもありますね。その場合も、感情を抑えて言葉を選んでいるかどうかで、他のユーザーやお客様を「怒らせて炎上させる投稿」になるか「同情を集めて次店への来店に繋げる投稿」になるかが変わります。

炎上しない言葉選びが難しい場合は、生成AIを利用してみるのもおすすめです。例えば、さっきの投稿文をchat GPTに貼り付けて、下記のようなお願いをしてみました。

すると、AIからは下記のような提案がありました。

  • 柔らかくて炎上しにくい表現例
    最近、DMでのやりとりが増えていますが、実際にお店まで会いに来てくださる方とのご縁を大切にしたいと思っています☺️
    ご来店の予定がない方は、メッセージのやりとりはご遠慮いただけると嬉しいです✨
  • 少しカジュアルな言い方(フォロワー向けに自然に)
    いつもDMをありがとうございます!
    基本的に、お店で直接お会いできる方とのやりとりを大切にしています😊
    来店のご予定がない方への返信は控えさせていただくことがありますのでご了承ください🙇‍♀️

どちらも、「来る気のない人は迷惑」と直接的に言わず、
「来店してくれる方を優先したい」「対応が難しい」といったポジティブな方向に言い換えています。

希望があれば、

  • もう少しビジネスライクに(接客業・キャバクラ・サロン向け)
  • もっとフレンドリーに(個人SNS向け)
    など、トーンを調整したバージョンも作れます。どんな用途の投稿に使いたいですか?

AIも、筆者が添削した内容に近い、ポジティブな言い換えをしてくれましたね。お仕事で嫌なことがあった時も、このようにAIと対話しているうちに、沸騰した感情が抑えられることがあります。感情的になっている時こそ、すぐにSNSに投稿しようとせず、書き出した文章を見直したり、AIに聞いてみたりしているうちに、自身のアンガーマネジメントができるようになっていく場合もあります。

人を傷つけない投稿が、自分も守る

モヤモヤした感情がある時に、SNSに吐き出したくなる気持ちも分かります。イヤなことを素直にイヤと表現したいのも、自然な感情ではあります。しかし、今のSNSでは、自分が「そんなつもりなく」投稿した内容で人を傷つけたり怒らせてしまった場合、クソリプによってあなた自身がさらに傷ついてしまう場合があります。

さらに、女の子にとっては「自分というブランド」を傷つける結果も招き兼ねません。炎上というマイナスな悪目立ちは、本指名のお客様をがっかりさせてしまうことにもなりませんし、店名が目立ってしまった場合、店舗から注意を受けたり、最悪の場合トラブルを招いてしまう場合もあります。

自分の感情をSNSという「公然の場」で表現する時に、言葉を選ぶことができれば、むしろ「余裕のある女性である」というポジティブなイメージアップにも繋がるでしょう。

プライベートなようで、もはやオフィシャルなメディアであるSNSでの言葉選び。大切に考えてみることで、お世話になっている店舗やお客様、あなた自身を守ることができるでしょう。

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