5月某日「業界TOP 予約困難嬢が語る　売れる女の仕事術」に行ってまいりました！
今回も前回のワークショップ同様、新宿近辺の某駅徒歩1分の好立地の会場でした。場所大事！

相変わらず参加者の皆様は美女が多いのですが、特に今回はOLさん風の美女が多かったです。オフィス街だったからでしょうか。

今回のメインMCはSincere代表SUMIRE先生、サポートMCはNOZOMI先生。
まずはSUMIRE先生のご挨拶から。

「風俗のお仕事は”正解” がない。売れていない子はもちろんですが、売れている子も『このやり方で合っている？』『いいの？』と不安を抱えていたりします。私も昔、売れっ子のお姉さんがイク時にベットから転げ落ちていたので、真似して転げ落ちたらお客様に『大丈夫？』と引かれてしまったという失敗談もあります…（笑）。なので、今回は本当に個性豊かなレジェンドたちにツラかった時のこと、それを乗り越えて売れるようになったきっかけを赤裸々に語ってもらえたらと思っています」

SUMIRE先生の失敗談には会場から爆笑が起きていました。人に歴史ありですね…！
そしてゲストの方々のトークセッションです。
とにかく今回も5時間の長丁場で内容盛り沢山。
全てをお伝えすることが難しいのですが、それぞれのゲストの方々のお話で私が特に胸に残った部分を掻い摘ませていただきます！

取材レポート：吉沢さりぃ

一線で活躍する人気キャストたちの“リアル”な体験談

トップバッターは、吉原・ローテンブルク在籍の森川すみれさんです。
すみれさんは口コミ驚異の2000件超えで、姫予約・SNS予約は一切無しにも関わらず1週間前の電話予約のみで10年間予約完売という神話級の人気嬢。
口コミ2000件って異次元すぎませんか…。

そんなすみれさんが完売嬢になったきっかけとはー。

「昔『1週間の予約どうですか？』とスタッフさんに聞いたら『完売だよ！』と言われて、すごくモチベーションが上がったんです。それから予約を1週間前電話予約のみにしました。この方法を取ったことで、お客様に『会ってみたい』と誘導できているかな、と思います。予約が取れたら『ラッキー！』予約が取れなかったらもっと『会いたい』って思ってもらえているかなって」

またお客様をリピーターにするコツを聞くと「スイッチを入れる！」と言います。

「気分が乗っちゃえばいいんだけど、人間なので乗らない時もある（笑）。そういう時は、お部屋のドアを閉める時に『森川すみれ！憑依！私はエロい！』ってスイッチを入れます。いい意味でおバカになることで、すっごくエロい自分になれます」

普段はメイクのお仕事や声のお仕事もされているようで、できる女感がすごかったです。かっけぇ…！

お次はSincere講師でもある智絵里先生とつぐみ先生です！
智絵里先生は吉原最高級店にて、リピーターのみで数秒で数カ月先が埋まってしまい、限定の新規枠は顔出しなしにも関わらず約500人が応募する抽選制というとんでもないお方…。

そんな智絵里先生も失敗談はあるそうです。

「テクニックも知識もない、自分がされたときの喜びもわからないのに、痴女売りをしたことがありました。結果的に今では自然とそういうところがあるんですけど、当時はうまくできず失敗をしてしまって…。まだ好きじゃないこと、己から生まれていないこと、知らないことはできないと学びました。自分が知らない感情は与えられないから、性に関することじゃなくてもいいので、何でも経験をして感受性を養うことは大切だと思っています」

またこんなに売れっ子でもメンタル的に落ち込んでしまうことはあったようですが「病んでいいんです」と智絵里先生は言います。

「著名な文豪や画家は病んでいるときに素晴らしい作品を生み出したりしますよね。だからわたしたちにも『そのときにしか出せない』ものがあると思っています。もちろん手を抜くのはダメですけど、感情の揺らぎ自体は悪いことではない。そういうときほど感受性が高まっていて、そのときにしかない向き合い方や触れ合い方ができる。そこを味わうことも大切です。傷ついた時ほど人の痛みがわかって寄り添えるし、苦しいときほど些細なことに感謝できるし、繊細なときほど感じ取れると思います」

これはライターである私にもかなり響くコメントでした。病んでたっていいんだ…！

そしてお次はつぐみ先生！
つぐみ先生も川崎の最高級店で50ヶ月連続No.1を達成し、店舗唯一の”殿堂入りキャスト”に選ばれたすごい人です！
しかし皆さん、持ってらっしゃる数字が異次元すぎますね…。

ここまで人気があっても「連絡は苦手」だそうで「来てくれた時に全力で尽くすことが大事だと思ってます」と話してくれました。

「リピーターを増やす努力というよりも常に『いい接客をしよう！』と考えて働いていました。自分の接客の軸を定めて結果的に『お客様に自分が提供できるのは何か？』ということを考えていました。2回3回のリピートは小手先のテクニックだと思うんですよ。でも10回以上のリピートとなるとそれだけだと無理。楽に仕事をするのは簡単だけど、手を抜いてしまったらダメです」

またつぐみ先生の写メ日記がかなりエッチで「官能小説のようだ！」とSUMIRE先生が絶賛しておりました。

「あんなエロい日記書いて、プレイもめっちゃエロいのに私めっちゃ読み間違えとかするんですよ…（苦笑）。そんなギャップを好いてくれたお客様もいました」

この日もケータリングの「しそひじきおにぎり」を「くそひじき」と読み間違えたんだとか。クールビューティなつぐみ先生だからこそ読み間違えは余計に可愛く感じますね♡

キャストたちの自己分析力に学ぶプロとして続けるために必要なこと

ここで少し休憩を挟みまして、次はリオさん。
リオさんは9年間鬼出勤ならぬ”鬼鬼出勤” をしているにも関わらず常に完売。オリジナルの接客技術で月100本もの本指名を獲得し続けているのです。
以前、別のイベントでリオさんのトークを聞いて本当にトークがうまくてビックリしました！もうベテランバラドルの域です。

完売嬢のリオさんも「昔はモチベーションが低かった」といいます。

「私が業界に入りたての時はSNSどころか写メ日記もなくて、出勤すれば稼げている時代でした。だから『出勤すりゃあ良い』位のモチベでした。（風俗業を）続けいくうちに女の子も増えて時代も変わり、風俗店の店長やスタッフがみんな”死んだ魚の目をしている” ことに気がつきました。それをみて『自分って商品なんだな』とわかり、数字がなければ捨てられるなと悟りました。そこで自分も死んだ魚の目になりたいな、と（笑）。長くこの仕事を続けるには感情を捨てたいなって思って。死んだ魚の目の領域に行きたい『なんかカッケー！』って。厨二病です。私は風俗を卒業とか考えていなくて、業界にズブズブになりたいし、抜ける気もないので目指すべきところはここだなって」

初っ端かなら止まらぬリオさん節に会場から何回も爆笑が起きていました。そんなリオさんのお店や職種選びのコツとは？

「私は高い店、安い店、業種もソープ、デリヘル、ホテヘル、メンエス…なんでもやった上で”講習も嫌！””即尺も嫌！” “2輪車もいや！””マットも嫌！” って思いました。となると大衆店になるのですが、大衆店は回転が必要。人によっては無理かもしれないけど、私は鬼ほど体力があるので問題ない。今は60分10本、インターバル10分、昼休憩なしでも全然余裕です！『はい！次！』ってテンション上がります。なので自分の強みと弱みを明確にして、いろいろな店を見てみるのがいいかも？自分が何が出来て、何が嫌かがあやふやだと病んでしまうと思います」

笑いを起こしつつ、きちっとためになる話をするリオさん、さすがですね。

そしてラストは吉原・Yシャツと私在籍の東京マリンさん。マリンさんはなんと業界歴26年目！！さらにヘブンの人気投票・総選挙では東京１位を3度獲得、9年入賞という偉業を達成しているレジェンドです。

レジェンド、マリンさんの生き残りの秘訣とは？

「私の場合はヘブンで１位を取って意識が変わりました。知名度が上がりすぎて全国から『すごい人なんでしょ？』って、お客様がたくさんきてくれたものの、ハードル上げられちゃってて（苦笑）。とにかく”人がやってないことをしなきゃ！” って必死でした。例えば吊革と電車の音が鳴る機械を自腹で買って、私が痴漢するプレイとか…。他のソープ嬢がしていないことをしていかないと生き残っていくのは難しいなって」

会場では「マリンさんが痴漢する側なんだ？！」とどよめきが起こっていました。
そんなマリンさんのメンタル管理の方法は「トライアスロン！」といいます。

「体を鍛えるとメンタルも鍛えられますね。東京マラソンにも出て、お客様が『マリンGO!』という看板を出してくれたこともあります、あとは毎日マッサージを自宅に呼んでいます。とにかく毎日愚痴る（笑）。お金を払って愚痴るからスッキリするのかもしれないです」

また話の節々で「とにかくお酒が好きだ」といい、お客さまと飲み会もするんだとか！私も参加させていただきたい…♡

学びと共感が飛び交ったイベントの余韻

ここで、参加いただいた方のアンケートも少しご紹介します。

「『病んでてもいい』と言ってもらえて救われました」
「こんな人気のある方々でも自分と同じように悩まれているんだなと思って勇気づけられました」「日記の書き方をもっと知りたい！」
「自分の強みをいかにお客さまにどう見せるかを学びました」
「人として好かれることが大事だと思いました」
「鬼のメンタルを学びました」

他にも「勉強になった！」「参加してよかった！」という声がたくさんでした。

また先生方からも感想をいただきました。

吉原ローテンブルク在籍　森川すみれさん

「初めての登壇でしたが、参加者の女の子さまたちの真剣な表情、例えば熱い眼差しや頷き、ときに笑いありの空間で、実体験や考えをお話することが出来、私自身、身の引き締まる思いにもなりました。丁寧に対応してくださった関係者の方々にお礼を申し上げるとともに、 これからも邁進していきたいとおもいます」

Sincere講師　智絵里先生

「参加をしてくださった皆様の熱い想いがこちらにも伝わってくる素敵なイベントでした。 ありがとうございました。 私自身改めて勉強になることも多く、向き合い方の一つ一つにお人柄や信念、その人の生きた証が込められていて、お話をお伺いしていてとても胸が高鳴りました。 この業界の歩み方に正解はありません。 だからこそ迷っている方もいると思いますが、貴方らしさを大切にして、型にとらわれず、貴方だからこその歩み方を信じてほしいなと思っています。」

Sincere講師　つぐみ先生

「セミナーのご参加ありがとうございました♡ 登壇された方々の言葉に共感してくださった方も多いのではないでしょうか。リピートの先にある信頼関係は、小手先では築けませんがどんな時も”自分にできる最高のおもてなしを”という姿勢を大切にしたいですね。色んなカタチで、自分なりの”正解”や”世界”を築いていってほしいなと思います！私も、今回さまざまなゲストの方々から大きなパワーをもらえた貴重な時間でした！」

川崎CECiL在籍　リオさん

「それぞれ個性があってやり方は色々あるなと勉強になりました。やはり正解はないので改めて面白い業界だなと思いました！」

Yシャツと私在籍　東京マリンさん

「話す側で参加しましたが、普段聞けない他の女の子の話に共感することが多かったです。集まった女の子たちの意見もその場できいて対話してみたかったし、ワークショップ的なものも楽しそうかなと思いました(!) 絶対に普段なら交われることのない色んなお店の女の子の話を直接きけてとても素敵な会でした」

Sincere講師　NOZOMI先生

「”売れる女の仕事術”にサポートMCで参加しました。レジェンドたちのリアルすぎる失敗談や覚悟に、私も胸が熱くなりっぱなしで…。売れるまでの道のりって、本当に一人ひとり違うんだなと実感しました。 だからこそ、”正解探し”より”自分らしさ”を大切にしてほしい。 今回のイベントが、悩める女の子たちの背中をそっと押すきっかけになっていたら嬉しいです！」

Sincere講師　SUMIRE先生

「”予約困難嬢が語る 売れる女の仕事術”ご参加いただき本当にありがとうございました。 会場でお会いできた皆さまの真剣なまなざし、そっと涙を拭いながら聞いてくださっていた姿 静かにメモを取りながら頷いていた姿その一つひとつが、私たちにとって宝物です。 どれだけ頑張っても不安になるときもある。 でも、そんなときに”信じられる言葉”があるってすごく大事ですよね？ この業界に”正解”はありません。 でも、”あなただけのやり方”はきっとある。 もしイベントでの言葉たちが、ふとした瞬間に背中を押してくれたら… それがこのイベントの本当の意味になると思っています。」

私もライターという異業種ではありますが、皆さんの仕事術・メンタル術から学ぶことがとてもたくさんありました。参加させてもらってよかったです！ 毎回、参加者の方が笑顔で帰っていかれるのが印象的です。 今後のセミナーやイベントも楽しみですね！