2025年12月20日に「まりてん×siente 性病検査キャラバン」というイベントが開催されました。私が代表を務める団体のイベントという手前味噌で恐縮ですが、どんなイベントだったのかをレポートしていきますね。
性病検査キャラバンってどんなイベント!?
2025年8月末で風俗キャストを引退したまりてんさんが、引退イベントの一環として、24時間チャリティ出勤という企画を開催しました。
このイベント、一体どういうものかというと、24時間連続で出勤し、その売り上げ120万円を全て寄付する…というもの。合わせてクラウドファンディングも実施し、約200万円がsienteに寄付されました。
この貴重なご寄付によって、どんなイベントを開催しようかと考えた時、まりてんさんの強い思いがありました。それは、「性産業で働く女性の体を守りたい!!」ということ。
sienteは、性産業で働く人を応援する団体です。では、どのような形でイベントを開催すると良いのかと考えた時、どこかのクリニックで使える無料検査チケットを配るのでは、“これまで検査をしたことがない”という人にまで検査の重要性を広げることができません。
また、働く女性の体を守る…ということを考えていくと、大事なのは、お客さんたちも検査をしてくれることだということになります。
働く人、お客さんの双方が検査をすることで、公衆衛生の向上に繋がります。
そこで、無料で検査ができるイベントを開催しよう!! ということになったんです。
前置きが長くなりましたが、「性病検査キャラバン」とは「性感染症の無料検査ができる!!」「性感染症について学べるミニセミナーを受講できる!! 展示パネルでも学べる!!」「医師に病気や健康の相談ができる!!」「sienteメンバーに仕事や不安の相談ができる!!」という盛りだくさんのイベントなんです。
無料検査をきっかけに「早期発見・早期治療」の大切さに気づいてほしい!!
検査は、この連載でもお馴染みの新吉原検診所の小田島純先生が実施。優しくて気さくな先生なので、性感染症に対する心配事や健康管理について、気軽に相談してくださいね。
小田島先生は、もともと医科学研究所付属病院先端医療研究センターにてエイズの研究と診療に携わっていました。エイズはとても怖い病気なのですが、実は感染力は強くありません。女性の場合、コンドームの着用がない性交渉で感染率はわずか0.1%です。
しかし、クラミジアや淋病、梅毒といった他の性感染症にかかっていると、その感染リスクは数倍〜数十倍に上がると言われています。
そのために、定期的な性感染症検査を行って、「早期発見×早期治療」すれば、エイズのような深刻な病気に感染する可能性を抑えられるのです。
近年、梅毒の感染者数が増加していて、なかなか減少に向かいません。2025年は多少減ったものの、2024年は感染症法に基づく調査が始まって以来、最も多い報告数でした。
また、クラミジアは若年層を中心に感染者数が徐々に増えていて、少し古いデータですが2022年の報告数はクラミジアが約3万件、淋病が約1万件でした。
放置していると不妊症に繋がる恐れもあるので、やはり早期発見×早期治療を行いたいものです。
今回のイベントでは検査が限られていますが、新吉原検診所に行けば、他の様々な病気も検査でき、病気が発覚されたらしっかりと治療をしてもらえますので、良い機会にしてくださいね。
当日の様子はこんな感じ!!
第1回目の性病検査キャラバンは池袋で開催。場所は、豊島区の施設である「としま区民センター」のエントランスホールと会議室。
エントランスホールでは、受付と展示パネルでの紹介。また、クラウドファンディングの返礼品のお渡しもしました。
受付は、まりさんさんだけでなく、やさしいグループの代表すずさん、人気現役キャストのあまねちゃんが担当。
エイズへの理解、感染者や患者に対して差別や偏見を持たないという意思を示す世界共通のシンボルであるレッドリボンも配布しました。
会議室では性感染症のセミナーと検査を実施。最も多い時間帯では、40名以上入る会場内がムンムンになるほど!!
「役に立った」「もっと早くに知りたかった」という声も多く、実はあまり知らない性感染症のことを、楽しく分かりやすく学べる機会は今後も作っていきたいと思いました。
次回は3月7日(土)新宿ハイジアにて開催
この性病検査キャラバン、予算が続く限り実施していく予定。
次回は、新宿ハイジアにて3月7日(土)に開催です。
次回からは、女性においては「HIV・梅毒・B型肝炎」の血液検査に加え、「膣のクラミジアと淋菌」の検査も実施予定。
もちろんセミナーだけ、相談だけというのもOKです!!
ぜひ、気軽に遊びに来てくださいね。